韓国語の発音ガイド：自然な韓国語を話したい方へ

韓国語の発音をマスターするためのコツをご紹介します！韓国語の文字「ハングル」の基礎や韓国語の特徴を理解し、自然な発音をさらにスムーズにしましょう。日本語話者としての特有の挑戦を意識しながら学ぶことで、より効果的な発音練習が可能です。

1. 韓国語の基本を理解する

韓国語の発音は母音と子音の組み合わせで成り立っています。まずは基本的な音を理解しましょう。
 

主要な母音
•    ㅏ（a）: 日本語の「ア」に近い音。
o    例: 아빠（アッパ / お父さん）
•    ㅓ（eo）: 「オ」と「ア」の中間的な音。
o    例: 서울（ソウル / ソウル）
•    ㅗ（o）: 日本語の「オ」に近い音。
o    例: 오리（オリ / カモ）
•    ㅜ（u）: 日本語の「ウ」に近いが、唇を丸めて発音。
o    例: 우리（ウリ / 私たち）
•    ㅡ（eu）: 唇を横に引き、日本語にはない独特の音。
o    例: 흐르다（フルダ / 流れる）
•    ㅣ（i）: 日本語の「イ」に近い音。
o    例: 이다（イダ / ～である）

主要な子音
•    ㄱ（k/g）: 「カ行」と「ガ行」の中間の音。
o    例: 고기（コギ / 肉）
•    ㄴ（n）: 日本語の「ナ行」に近い音。
o    例: 나무（ナム / 木）
•    ㄹ（r/l）: 「ラ行」と英語の「R」の中間的な音。
o    例: 라면（ラミョン / ラーメン）
•    ㅅ（s）: 「サ行」に近いが柔らかい音。
o    例: 시작（シジャク / 始まり）
•    ㅎ（h）: 日本語の「ハ行」に近い音。
o    例: 하늘（ハヌル / 空）
これらの基本的な音を理解することが、韓国語の発音練習の第一歩です。

2. 日本語と異なる韓国語の音

韓国語には、日本語にはない音や異なる発音の仕方があります。以下にその例を挙げます。

母音「ㅓ」と「ㅗ」の区別

日本語には「ㅓ（eo）」のような母音がないため、「ㅓ」を「ㅗ（o）」として発音してしまうことがあります。
• 例: 서울（ソウル） → 正しい発音: ソウル / 間違った発音: ソオル
対策: 「ㅓ」は「オ」と「ア」の中間音を意識して発音します。口を少し広めに開けて「オ」を柔らかく言うように練習しましょう。

** 받침（パッチム）に関する発音の注意点**

韓国語の「받침」は、母音で終わる音ではなく、子音が単語の最後に来る発音です。日本語にはこのような音がないため、特に日本語話者にとって難しい部分です。

• 例: 읽다（イルッタ / 読む）
갑자기（カプチャギ / 急に）
끝나다（クンナダ / 終わる）

パッチムの基本的なルール

発音位置: 받침は発音する位置が日本語の音とは異なります。韓国語では舌を口の奥に引いて音を閉じる感覚が必要です。特に「ㄱ」「ㄴ」「ㅁ」などの子音は、口の奥で軽く閉じるように発音します。
同じ音の異なるパターン: 받침の子音がその後の音に影響を与えます。たとえば、「ㄱ」「ㄴ」「ㅁ」などの音は、次の音が無声音か有声音かによって、発音の仕方が変わることがあります。

• 例: 먹다（モクッタ / 食べる）
닫다（タッタ / 閉める）

受けやすい間違い

日本語話者がよく犯す誤りとして、받침を発音しない、または日本語のように発音することがあります。特に「ㄱ」「ㄷ」「ㅂ」などの音は、舌を強く使わず軽く閉じるように練習することが大切です。

実際の練習法

舌の使い方: 받침を練習する際、舌の位置をしっかり意識することが重要です。「ㄱ」や「ㄴ」などは、舌を上の歯茎に軽く当てて音を閉じる感覚をつかみましょう。
音の繰り返し: 特に難しい받침の子音は、繰り返し練習することでスムーズに発音できるようになります。単語の最後に出てくる受けやすい発音を繰り返してみてください。

3. 日本語話者におすすめのフレーズ練習

韓国語の発音でよく誤りやすいポイントを含んだフレーズで練習をしましょう。

• 서울에 가요（ソウレ　カヨ / ソウルに行く）

ㅓ（eo）の発音に注意。「オ」と「ア」の中間の音で、口を少し広げて発音します。「ソウル」と「ソオル」では意味が違うので、ソウルと発音しましょう。

• 물 마셔요（ムル　マショヨ / 水を飲んで）

ㅜ（u）の発音に注意。日本語の「ウ」に近いですが、唇を丸めて発音します。また、ㄹ（r/l）の発音を軽く意識しましょう。

• 학교에 가요（ハッキョエ　カヨ / 学校に行く）

ㅎ（h）の発音に注意。日本語の「ハ行」に近い音ですが、韓国語では息を強く吐きながら発音する点に気をつけましょう。

4. 実際に役立つ練習方法

• ネイティブの発音を真似る

韓国のドラマやYouTube動画を視聴し、発音やリズムを耳で覚えましょう。自分が話す際、ネイティブのイントネーションを真似ることが重要です。

• 自分の声を録音して比較

自分の発音を録音し、ネイティブの音声と比較しましょう。特に母音や子音の微妙な違いに注意を払いながら練習を繰り返してください。

• リズムとテンポを意識

韓国語のリズムは日本語よりもはっきりとした区切りがあり、1つ1つの音を均等に発音するのがポイントです。日本語の「抑揚」や「長音」をそのまま持ち込まないように気を付けましょう。

韓国語の発音をマスターしましょう！

韓国語の発音は初めて学ぶ際に挑戦的ですが、コツを掴めば楽しくなります。日本語話者としての強みを活かしながら、ネイティブの発音に近づけるよう練習を重ねましょう。Berlitzで韓国語を学び、発音スキルをさらに向上させましょう！